ノ 韓国前大統領の国民葬の様子

遠くに小さく見える黄色っぽつ箱のように見えるのが景福宮の門。そこからソウル市庁まで霊柩車が移動した。沢山の人がいるのが見える29日はノ韓国前大統領の国民葬が午前11時から景福宮で行なわれ、午後1時過ぎからはソウル市庁広場で路葬が行なわれました。路葬とは日本では聞いたことのない言葉ですが、一部VIPや一部市民だけが3000人だけ参加できる景福宮での葬儀に対して、路葬は一般市民がだれでも参加できるものです。路葬ではノ前大統領の好きだった歌謡曲”サラングロ(愛で)”が歌われたり、文化イベント的な色彩で多少砕けた雰囲気の中で行なわれました。

一般市民はこの路葬に参加したのですが、私もソウル市庁はほとんど行かないところですが、韓国の友人と一緒に参加しました。韓国の報道では参加者は数十万人と言われるぐらいにものすごい人が集まり、周辺の道路は歩行者天国状態になっていました。

景福宮での国民葬で日本の葬式と大きく違うところは、各宗教の代表がそれぞれの宗教儀式で葬儀を挙げるところでした。仏教、プロテスタント、カトリック、円仏教の代表者がそれぞれのやり方で祈りやお経を上げ、賛美歌などを歌って、冥福を祈るのですが、改めて韓国は宗教国家だなと思いました。

国民葬を終え、ソウル市庁に向かうノ前大統領の遺影をキャッチ!<私は路葬には参加しに行きましたが、人が多すぎて、舞台の見える位置まで到底行くことができず、せめてスクリーンだけでもと思い、スクリーンのあるところを探したんですが、やっと斜めから見えるところまで行ったものの、とにかく人が多くてなかなか神妙な雰囲気で見ることができませんでした。

しかし、それでもサラングロを歌う時は、この曲は私も知っているほど韓国では有名な曲でしたし、最初にノムヒョンが実際に歌っている声が流れ、歌詞の内容も良く、心にじんときました。

景福宮から路葬の行なわれたソウル市庁までは一直線でいけるところで、霊柩車はソウル市庁からソウル駅までもずっと歩く速度で市民と接する機会を提供していました。予定では路葬が1時半ぐらいに終わって、2時にはソウル駅を出発して、火葬する水原に出発する予定でしたが、ソウル駅まで行く道も市民がすぐそばまで近づいて、なかなか霊柩車が先に進みませんでした。

しかも、ソウル駅を過ぎても市民がノムヒョンをのせた霊柩車から離れず、次の駅の淑大入口、更に次の駅の三角地まで人がついていきたので大変です。

更には、ノムヒョンをこのままでは送れないと、霊柩車の行く路をふさぐ人まで現れ、警護隊と衝突してそこでも30分ほど、立ち往時をしたりと、何と予定より3時間以上、ソウル出発が遅れました。

参加者の数は、平日の昼間の葬儀ですから、どこからこんなに人が集まるのか、仕事のない人がこんなにいるんだなと思っていましたが、ニュースでは仕事を休んで地方から来た人も相当いたらしいです。また、出勤したとしても会社のテレビで会社を上げて国民葬を見ていたようです。どうりで視聴率は40%ほどになっていたんですね。要するに、昨日一日、全国民仕事が手につかなかった一日だったということです。

高校生が授業サボって焼香上げに前大統領の故郷へ
授業をサボって焼香を捧げに来た高校生達今日のインターネットによると、全羅北道のイクサン市の高校生4人が授業をサボって、ノ前大統領の故郷の峰下村まで焼香をあげに来たという記事が出ていました。彼女らはタクシーや電車を乗り継ぎ、片道5時間もかけてきたといいます。交通費は一人往復で10万ウォンはかかったそうです。そこまでする情熱はすごいものです。高校生なのにお金はどうやって集めたんでしょうね。

インタビューされた彼女らは、”悪い事を何もしていないのに悪口だけ言われてかわいそうだから来た。授業に出いるよりも意味のあることのように思われたので、一時間目の授業だけ出て、先生の許可をもらって来ました”と語ったということです。

ソウル市庁前広場は22時間後に再び封鎖
路葬が終わってからも、市民の足は遠のかず、仕事で参加できなかった人達などが3万人ほど集まって深夜まで集会を続けました。しかし、その後、再びソウル広場の周りを人が一切入り込めないように警察バスを並べて、集会ができないように完全に封鎖しました。これは間違いなく政府に対する批判になるでしょう。

また、焼香場は普通は葬儀が終わったらそれ以上しないのが慣例ですが、昨日も国民葬が終わってからも焼香場を訪ねる人が後をたたず、ここしばらくは、市民が焼香を上げられるように現状を維持するそうです。

ノ前大統領の死を契機に爆発したイミョンバク大統領に対する批判が今後どのように展開するか、現政権に対する批判はしばらく続くでしょうね。

北の核問題やミサイル等、韓国からますます目を話せない状況です。
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